デバイス設定

NyX はゲーム画面を取得するキャプチャデバイスと、コントローラー入力を送る controller backend を使います。controller backend は、シリアル通信デバイスを使う serial と、専用 USB Bluetooth adapter を使う swbt から選べます。

接続前の確認

機材 確認すること
キャプチャデバイス Switch の映像が OS または別のキャプチャソフトで認識されている
シリアル通信デバイス serial backend を使う場合、OS 上でシリアルポートとして認識されている
swbt 用 USB Bluetooth adapter swbt backend を使う場合、PC 内蔵 Bluetooth ではなく専用 adapter を接続する
USB 接続 ハブ経由で不安定な場合は PC 本体の USB ポートに接続する

GUI で設定する

GUI を起動します。

nyxpy gui

リポジトリの内容を直接使う場合は uv run nyxpy gui を使います。

初回起動時または設定変更時に、画面左側の 設定 ボタンまたはメニューの FileSettings から設定画面を開きます。

項目 内容
Capture Source 通常のキャプチャカードは camera、画面上のウィンドウを取り込む場合は window
Camera / Window 取り込み対象のデバイス名またはウィンドウ名
Backend 迷う場合は auto
Capture FPS キャプチャ取得頻度。安定しない場合は 30 または 15 に下げる
Controller Backend serial または swbt
Serial Device CH552 などのコントローラー送信用デバイス
Protocol 既定値は CH552
Baud Rate protocol の既定値を使う。CH552 の既定値は 9600
swbt Controller Pro ControllerJoy-Con LJoy-Con R から選ぶ
swbt Adapter リロード で候補を取得し、使う adapter を明示的に選ぶ。候補が 1 件でも自動選択しない
swbt Pairing Profile swbt-python 0.5.3 の pairing profile 保存先。未指定時は .nyxpy/swbt/<controller>-profile.json。相対 path は workspace root 基準
swbt Connection PairReconnectDisconnect を実行する
Preview FPS GUI プレビューの更新頻度

設定は workspace の .nyxpy/global.toml に保存されます。

Pair は初回 pairing で pairing profile を作ります。2 回目以降は Reconnect を使います。接続状態は操作後の実際の status で判定されます。Disconnect は GUI と同じプロセスが管理している swbt session を閉じる操作で、Switch 側や別プロセスの接続状態までは保証しません。

swbt-python 0.2 系の旧キーストアと schema v1 profile は読み込めません。NyX は旧ファイルを変換・削除・上書きせず、新しい既定 path へ切り替えます。更新後は Pair を実行して schema v2 profile を作成してください。

CLI で指定する

CLI 実行で serial backend を使う場合は --serial--capture を指定します。シリアルデバイス名は OS によって異なるため、汎用手順では <serial-device> と書きます。

nyxpy run sample_macro --serial <serial-device> --capture "Capture Device"

必要に応じて protocol と baud rate を指定します。

nyxpy run sample_macro --serial <serial-device> --capture "Capture Device" --protocol CH552 --baud 9600
OS シリアルデバイス名の例
Windows COM3
macOS /dev/cu.usbmodem*
Linux /dev/ttyACM*

キャプチャデバイス名は OS やドライバで表示が変わります。GUI の設定画面で表示される名前を確認してから --capture に指定してください。

swbt backend を使う場合は、先に adapter を確認して pairing または reconnect を実行します。

nyxpy swbt adapters
nyxpy swbt pair --adapter usb:0 --controller-type pro-controller --profile .nyxpy/swbt/pro-controller-profile.json
nyxpy swbt reconnect --adapter usb:0 --controller-type pro-controller --profile .nyxpy/swbt/pro-controller-profile.json

一覧に表示された alias も指定できますが、接続時には代表名へ正規化されます。候補が 1 件でも adapter を省略できません。CLI は操作ごとに別プロセスを起動するため、前回の cached session を閉じる subcommand はありません。

マクロ実行時は controller backend を明示します。swbt は保存済み pairing profile に基づいて reconnect し、暗黙の pairing は行いません。

nyxpy run sample_macro --controller swbt --swbt-adapter usb:0 --swbt-controller-type pro-controller --swbt-profile .nyxpy/swbt/pro-controller-profile.json --capture "Capture Device"

主な設定ファイル

.nyxpy/
  global.toml
  secrets.toml

global.toml にはデバイス名、キャプチャ方式、ログ設定などの通常設定を保存します。secrets.toml は通知用 token や webhook URL などの秘密情報を保存します。secrets.toml の内容は公開リポジトリへ含めないでください。

キャプチャ方式

capture_source_typecamera または window を指定できます。通常のキャプチャカードは camera を使います。ウィンドウキャプチャを使う場合は、対象ウィンドウ名と backend の設定も必要です。

設定 用途
camera USB キャプチャカードなど、カメラデバイスとして認識される入力
window OS 上の特定ウィンドウを取り込む入力
auto backend NyX が利用可能な方式を選ぶ
mss backend OS 横断の画面キャプチャ方式
windows_graphics_capture backend Windows のウィンドウキャプチャ方式

プレビューが黒画面になる、または更新が止まる場合は、他アプリがキャプチャデバイスを占有していないか確認し、Capture FPSPreview FPS を下げてください。